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初仕事

早朝6時半出発で世羅町へでかけました。JR三原駅から車で40分くらい北へ走ります。藁で作った龍を神社に奉納する祭り(?)の取材なんだけど。。。さ、寒い!正月に朝早く待ち合わせて、スキーに行くならまだしも・・・などとぼやきながら出発。空がだんだん明るくなるのを見たのは何年振りかしらん。

龍を作り始めるのは8時ということなのだけど、ここ何年か、いくつかの行事を取材するなかで身に付けた教訓は、「30分前倒し」

たいてい、始まると知らされた時間には始まっているか、酷い場合は終わっていたりする。なぜならば、地方の祭りを支えているのはお年寄りで、お年寄りは朝が早い上に気が短い。なので、予定の時間はあくまで予定であって、自分が目が覚めて支度ができたら、それが開始時間なのでありまする。故に、30分前倒しで現地に到着しなければアウトォッ!

で、今日は心配していた積雪も凍結も無く、無事7時18分についてしまいました。ヤレヤレとほっとしたのですが、今度は誰も居ないし来ないし、だんだん不安になってきた。ここ?でいいんですよね?

結局、オンタイムで人が集まってきた皆さんはまだ60歳代〜50歳代で、最年少は30か40歳代。そういえば、前倒しのじいさまたちは、皆さん80歳くらいだった。なるほどね、ボーダーラインは70歳なのね。

皆さん集まったところで、藁を束ねて上あご、下あご、舌、耳用に三つ編みを作っていきます。大きいのはアゴ、小さいのは舌とか、中でも大きいのは雄用とかね。それを束ねて胴体を作っていきます。縄をなうように作っていくのですが、途中で足す藁の根元を胴体から飛び出すようにして、その飛び出た根元が龍のタテガミに見立てるのです。だんだん束を細くして、最後は三つ編みにして縛って留めます。

宮司さんに祝詞をあげてもらってから、神社へ運び、木にまきつけて終了。

本当に素朴な祭りと言うか行事なのですが、あと何年続けられるか心もとないのは、ここに限ったことではありません。全国各地でこのような祭事や行事を映像に残そうとしています。私たちは業務として請け負って制作しています。これだけビデオカメラや編集ソフトが安価に普及しているので、少し得意な人なら作れそうなものですが、なかなかね、難しいようです。

何が難しいかというと、多分、個人の想いを込めないようにすることなんじゃないかなと思うのです。思い入れがあると、客観的に撮れなくなります。そうすると「記録」ではなく「思い出」映像になってしまいます。情緒的なものもシナリオによっては、あっても良いものだったり、必要なものだったりしますが、それは、祭事や行事を行っている地元の人たちの情緒であって、撮影者にとってのそれではありません。

地元の人たちの思い入れポイントを汲み取ってカッコヨク撮ること、その上で、よそ者として見た「ここ良いよね」なポイントをプラスすること。自分の気持ちを引き算しなければ、勘違いなものにしかなりません。

テクニックとしては、やたら寄ったり引いたりせずに、淡々とした絵にすること。編集するときも、タイトルを回したり飛ばしたりせず、やたら画面をめくらないこと。可能な限りシンプルに作ること。

これがビデオが趣味という人にとってはね、難しいみたい。だからお仕事をいただけるのですが、かと言って予算がいくらでもあるわけじゃなし、でも、どの祭事、行事も待った無しの状態。難しい問題です。

そうそう、寒さを紛らわせるためにアホなことを言っていたのですが。。。
今の状況をツイートしたら、
「縄をなう?縄をナウ?縄をなうナウ?」
更に さむっ!

出来上がった龍の写真は差し障りがなければ後日追加します。

フツーライフ :: 12-01-03 :: すえもとふさこ

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