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不安と危機感::「成功は一日で捨て去れ」

20100222.jpg 人類が進化して行く過程で、「未来」という概念を持つようになって以来、将来への不安というものも同時に持つようになったのだという話を聞いたことがあります。

明日も食べ物が手に入るだろうかとか、そんな不安を解消するために、食料の保存技術や、農耕栽培が発達してきたんでしょうね。で、今日の「年金制度」に至るのかな。

そうやって、なんとか不安を解消しようと頑張って、高度経済成長もして、もう安心かなと思ったら、今のこの状況。せっかく頑張って来たのに・・・と思うか、昔に戻っただけだから・・・と思うか。

「成功は一日で捨て去れ」の中に、こんな一節があります。会社経営は危機感がなく順風満帆なことが正常だというのは間違いで、危機感を持ちながら経営しない限り会社は継続しないのだそうです。危機感と不安は違うもので、危機と不安を同一視してしまう人は、会社経営では危機は利益と同義語だと考えるとよい、とあります。

どうしたら安定するのだろうと常日頃から考えていると、その方法が見いだせなくてとても不安です。事実、とても不安に感じていましたが、これを読んで、あきらめがつきました。ああ、そういうものなんだ。

本来なら、目からウロコが落ちましたっ!とか言うべきなのでしょうけれど、そこまで劇的ではないんですよね。危機感と不安は違うものと言われても、自分の中では分けきれないし、ましてや危機は利益とまで考えるには、まだ時間がかかりそうです。

とりあえず、「不安」をなんとかしようとか、「不安」と戦おうとかはやめました。「不安」はその辺に転がしておいて、目の前にあることにきちんと対処すれば、「不安」と「危機感」が区別されて、「危機」は「利益」なんだと考えられるようになるかも?なんて言えば聞こえは良いかもしれませんが、要は、見て見ぬフリをするということです。

だって、マンモス追いかけるずーっとずーっと前から、脳のしくみとして不安を感じるように出来てるんだから、不安になるのは普通なのよね。それに、未来という概念を持って不安を感じるようになったと同時に、将来への夢とか希望とかも思い描くことができるようになったはずだからね、きっと。

不安だと思い悩んでいる時間があれば、出来ることはたくさんある。なんて、元気が出て来る本でした。

読んでみた本 :: 10-02-22 :: すえもとふさこ

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