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学力と気力と体力が::「ハーバードビジネススクール不幸な人間の製造工場」

20091013.jpg 文字は小さいし、行間は詰まっているし、ページ数は多いし、重いし。私にとっては最悪な形態の本ですが、中身は面白かったです。新聞社のフランス支局長をしていたイギリス人が、一念発起でハーバードビジネススクール(HBS)へ行ったお話です。

頭が良くないと入れないところだというのは、誰でも知っていることですが、それに加えて、気力と体力がなければ持たないところですね。あと、精神力。

気力と一緒でしょ?と思われるでしょうけれど、ちょっとニュアンスが違うので、あえて別の言葉を使ったのです。眠いとか遊びたいとかの誘惑に打ち勝って勉強を続けるチカラという意味で「気力」。精神力というのは、HBSのカラーに染まらずに自分の芯を持ち続けるチカラかな。

HBSは、簡単に言うと、サブプライムの一件でウォールストリートにあるオフィスからダンボール抱えて出て来る人をたくさん生み出すところ。企業やビジネスの価値を、数字でしか判断しない人を育てるところなのだなと思いました。

でも、そこに集まる学生たちは、そうではない考えを持っている人もいます。そういう人が、自分を見失わずに、退学することなく2年間を過ごすには、大変な精神力がいるのでしょう。

立ち読みした別の本に、HBSがすごいのではなく、HBSを卒業したことがすごいのだという一節がありました。なるほどね〜っと思った後にこの本を読んだので、こんな感想を持ったのかもしれません。

HBSに限らず、どこのビジネススクールも同じような方針かどうか知りませんが、こんな方針で金融界や政界を動かされたら、ちょっと・・・かなり嫌かもしれません。上手く言えませんが、かなり偏った人間を作っているような気がします。「不幸な人間の製造工場」とサブタイトルが付いていますが、「不幸な」は「困った」とか、「迷惑な」にも置き換えても大丈夫よ。でも、読むのは大変で、結構飛ばしました。



もしかしたら、これを読んで、気分を害される方や反論がある方もいらっしゃるかもしれません。ですが、何分にも田舎のオバサンが乱読の挙げ句に言いたい事を言っているだけなので、おお〜きな気持ちで見逃してやってくださいませ。なによりも、その学力と体力と気力には、とても感動し尊敬をしておりますので。

読んでみた本 :: 09-10-13 :: すえもとふさこ

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