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ファブリック帯の本

20090614.jpg 本屋さんで見つけた「ファブリック帯の本」。パラパラとめくって面白そうだったけれど買う程ではないかなと思っていた所、図書館で見つけたので借りてみました。着物の着方としては賛否両論あると思いますが、個人的には自由で楽しい。

ファブリック帯というのは著者が名付けたもので、本来の帯の生地に限らず、普通の布やインテリア用の布、エスニックなクロス、レース地なので帯芯を入れずに柔らかい帯をつくって、半巾帯のように結んでしまうものです。

半巾帯のようにとは言っても、生地が柔らかいので小さい子の浴衣の兵児帯のようなと言った方が近いですね。こんな帯で着物を着るなどというのは、オカシイという声もあると思います。でも、それはそれで良いんじゃないかと思うのです。

洋服は時代とともに変化するし流行のスタイルも変わります。和服だけが例外としてずっと何十年も前のスタイルをキープしているというのも無理がありますし、昭和から明治くらいだったそれほど変わっていなくても、江戸時代とかさかのぼれば今とは違った着方をしていました。「天地人」とか見ても違いますしね。

決まり事が細かいから面倒とか、帯結びが難しいとか、そういうハードルが少しでも低くなって飛び越してくる人が増えるのであれば、良いことだと思います。スタイルをキープするために小ウルサイことを言って和服を着る人がいなくなってしまっては元も子もありません。

例えば、100人のうち10人が着物を着たいけど誰も着ていないから着れないという人がいたとします。100にんのうち別の10人が新しい着方の着物で外に出掛けるようになったとします。そうしたら、着物を着ることそのものが普通になって、恥ずかしくて着れなかった正統派が着物を着て外に出掛けるようになれば、正統派の着物が生き残って廃れずにすむと思うのです。

村の祭りと同じで、昔のままを残そうと無理をして途絶えてしまうより、その時その時代の事情にあわせながら残していくかぎり、昔の姿も言い伝えられ残っていくのだと思います。

昔のもの、伝統のものというのは、一度廃れてしまったら復興するのは簡単ではありません。ちょっとばかり大げさかもしれませんが、和服がこれから先、残っていくためには、多少のことには目をつむることが必要だと思います。

たとえ、ジャスコの浴衣のマネキンが帯を前に結んでいようと、肩をはだけてキャミソールのストラップを見せていたとしても、笑って流すか見てみぬフリをするのです。洋服だってとんでもない格好をしている子がいるのですから和服だって一緒。活性化させるには、まず、強烈な気付け薬が必要なのです。

ファブリック帯、私の中ではぜ〜んぜんOKです。写真のモデルが若い子ばかりなので、私には無理かな?組み合わせでなんとかなるかも。

それにね、自分で作ることもできるのでお金がかからなくて良いです。これが一番かな。

Love!きもの :: 09-06-14 :: すえもとふさこ

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