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長期ビジョンvs痛み::「なぜ世界は不況に陥ったのか」::

20090530.jpg どうにかこうにか読了しました。以前、読みたい気持ちはあるけど心がストライキを起こしてしまうと言っていたのがこの本です。買うのを躊躇していたら図書館にあったので、借りて返りました。タダだからね。ストライキは即刻解除。「タダ」って最強です。

感想が言えるほどしっかりと理解できてませんので、それは差し控えたいと思いますが、読んで良かったです。やっぱり、書籍になっているものを一冊読むということは、ニュースや新聞で得たものとは違いますね。

たとえ本人がテレビで話していたとしても、インタビューが新聞に載っていたとしても、限られた時間とスペースの中で伝えられることは限られています。だから印象的なフレーズや要点だけ語ると、受け取り方やその時の社会情勢で、ニュアンスどころか内容そのものが本来とは変わってしまう可能性があります。

目からウロコとまでは言いませんが、へぇ〜そういうことだったんだという驚きはありました。まあ、元々何も知りませんからね。あ、でも「あとがき」の一番最後に書かれていたことについては、それは違うと思うよって言えるかも。

不況期にあっては、こうした「痛み」を伴う改革を忌避する心理がはたらきがちです。しかし、かつて長期不況の最中に登場した小泉政権が「痛みを伴う構造改革」を掲げて世論の圧倒的支持を得たように、国民は長期的な戦略さえ明確であれば、短期的な痛みはそれほどいとわないのではないでしょうか。欠けているのは短期的な景気刺激ではなく、国民を説得できる長期的なビジョンだと思います。

かつて、痛みを伴う構造改革を掲げた小泉政権を指示したのは、痛みがどれくらいのものかピンときてなかっただけのような気がします。長期的な戦略が明確であることは必要です。今、欠けているのは国民を説得できる長期的なビジョンだというのは、間違いないでしょう。

でも、これ以上の「痛み」もしくは、この「痛み」がこれ以上長引くことに首は縦には振れない。そんな気がします。

なぜ世界は不況に陥ったのか

読んでみた本 :: 09-05-30 :: すえもとふさこ

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